2014/8/13~「小説家になろう」で連載中のファンタジー戦記『エマニュエル・サーガ―黄昏の国と救世軍―』の登場人物&用語についてざっくり解説するページです。各章の簡単なあらすじや年表なども掲載中。 ※当ブログ内の文章・画像等の無断転載はご遠慮下さい。
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【世界】
◆エマニュエル
→本作の舞台となる世界の呼び名。天界、人界、魔界の三界からなる。
◆天界
→空の上にあると信じられている神々の世界。「神界」とも。古来より魔界と敵対している。生前善行を積んだ死者の魂が召される場所。
◆人界
→人間が暮らす地上世界。北西大陸、北東大陸、南西大陸、南東大陸の四大陸からなる。
◆魔界
→地の底にある邪神と魔物たちの世界。古来より天界と敵対している。生前悪行を重ねた人間は魔界に堕ち、人を喰らう魔物になると言われている。
◆天樹エッツァード
→世界の始まりから天界に存在する大樹。死者の魂は死後この大樹の実に宿ると言われ、夜に光り輝くその実を「星」と呼ぶ。
◆地裂
→地中深くまで裂けた大地の傷。地裂は魔界まで続くと言われ、魔物や瘴気が溢れ出す原因となっている。発生時期、発生場所共に予測不能で、古い地裂は自然と塞がることもある。
◆瘴気
→魔界に充満している毒を孕んだ気。非常に有害で、地裂から溢れ出すと周囲の生物や草木を死滅させる。人間の場合、たとえ空気中の濃度が微量でも、長期間に渡って体内に蓄積し続けると死に至る。なお魔物には何ら影響がない模様。
【歴史】
◆神世期
→エマニュエルにおける時代区分の一。通暦元年~300年頃までの時代。「神話の時代」とも呼ばれ、神々と人間が共存していた。末期に勃発した神界戦争ののち、白きものと黒きものを討った二十二大神が勝利を収める。以降、生き残った神々は戦いで使い果たした力と傷を癒すため、復活の予言を残して眠りに就いた。
◆始世期
→エマニュエルにおける時代区分の一。通暦300~700年頃までの時代。眠りに就いた神々に代わって人類が世界の支配者となり、ハノーク大帝国が興る。
◆暗黒期
→エマニュエルにおける時代区分の一。通暦700~900年頃までの時代。≪大穿界≫と呼ばれる未曾有の大災害が起き、地上は魔物と瘴気に覆われ、ハノーク大帝国の滅亡に繋がった。その後各地で中小国家が勃興と滅亡を繰り返していたと言われるが、当時の記録はほとんど残っていない。
◆人世期
→エマニュエルにおける時代区分の一。通暦900年頃~現代を指す。北東大陸を統一したエレツエル神領国が世界へ向けて新世紀の到来を宣言したのが始まり。
◆神界戦争
→神世期後期に天界で勃発した神々の戦いのこと。二十二大神を主力とするイーテ神族と白きもの、黒きものが中心となったアヴォテハ神族が争い、100年にも及ぶ戦いの末イーテ神族が勝利を収めた。
◆嘆きの雨
→神界戦争の終わりに降った灰色の雨。この雨に濡れたものは灰色の砂の塊のようになり、やがて崩れて滅びたという。しかし六日後、二十二大神と人類の祈りに応えたイマの魂が天上から世界を照らし、その光と慈悲によって嘆きの雨は晴れたと伝えられている。
◆大穿界
→始世期後期に世界を襲った大災害。世界のあちこちに大規模な地裂が次々と発生し、魔物と瘴気が地上に溢れたと言われている。
【戦争】
◆正黄戦争
→通暦1470年にトラモント黄皇国で勃発した内乱。第18代黄帝ブリリオ3世の弟フラヴィオ6世が皇太子オルランドを不当に廃嫡、追放したことに端を発した。開戦より2年後、オルランド軍の勝利により終結。
【暦】
◆ハノーク暦
→ハノーク大帝国時代に作られた暦。1年を22日×22ヶ月=484日とする。現在エマニュエルのほとんどの国家がこの暦を採用している。
◆天道暦
→ルミジャフタ郷で古くから使用されている暦。1年を55日×4ヶ月=220日とする暦で、30年を1周期とし、現在を「第113の時代」としている。
◆通暦
→エマニュエルの歴史を通史で見た場合の暦。
◆黄暦
→トラモント黄皇国で使用されている暦。ハノーク暦を基準としているが、通暦とは違い黄皇国建国以降の年数のみを数えている。