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2014/8/13~「小説家になろう」で連載中のファンタジー戦記『エマニュエル・サーガ―黄昏の国と救世軍―』の登場人物&用語についてざっくり解説するページです。各章の簡単なあらすじや年表なども掲載中。 ※当ブログ内の文章・画像等の無断転載はご遠慮下さい。

   
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各章あらすじ

【第1章 カミラという少女】

 たった一人の家族である兄・エリクを探す旅に出た、神術使いの少女カミラ。しかし立ち寄ったとある町でトラモント黄皇国の兵士といさかいを起こし、お尋ね者になってしまう。

 軍に追われ逃げ惑うカミラだったが、その途中兄の親友であり、同じく旅に出たまま行方が分からなくなっていた幼馴染みのイークと再会した。彼が現在、革命組織『救世軍』にいることを知ったカミラは、自分もまた戦いに加わることを決意する。

 総帥であるフィロメーナにも気に入られ、無事救世軍の一員となったカミラ。ところが数ヵ月後、ゲヴラー一味と名乗る山賊が黄皇国軍に包囲され助けを求めてきた。ゲヴラー一味が義賊であることを知ったカミラたちは、スミッツを始めとする地方支部の仲間たちと合流し、官軍との戦いに臨むことになる……。

 

 

【第2章 ジェロディという少年】

 『常勝の獅子』の異名を取る大将軍ガルテリオ。その一人息子であるジェロディは黄暦336年、ついに15歳を迎えて成人し、近衛軍へと仕官した。

 早速巡ってきた初任務は、最近異変が確認されているというクアルト遺跡の調査。ジェロディは憲兵隊副長のランドール、考古学者のジェイク、そしてツァンナーラ竜騎士領の王である竜父らと共に遺跡へ向かう。

 しかしその途中『救世軍』と名乗る反乱軍との戦闘に巻き込まれ、腐敗しきった黄皇国の内情を知ってしまった。そうとは知らず戦いで罪なき民を手にかけたジェロディは、国の在り方と軍人としての自分に疑問を持ち始める。

 そんな中向かったクアルト遺跡で、ジェロディはターシャと名乗る不思議な少女に出会った。ターシャは一行を遺跡の奥深くへと案内し、ジェロディはそこで世界に二十二柱しか存在しない大神刻の一つ《命神刻》を発見。おまけに《命神刻》の依代として選ばれ、半神半人の神子となってしまう。

 大神刻を狙っていた黄帝の寵姫ルシーンはそれを知って激昂し、《命神刻》を奪うべくジェロディを反逆者に仕立て上げた。濡れ衣を着せられたジェロディは家の名誉を守るため、黄都からの出奔を決意する。しかし世話係のマリステア、部下のケリーと共に屋敷を脱出したジェロディのもとへ、追っ手の足音が迫りつつあった――



【第3章 邂逅、そして】
 イークが黄皇国軍に負けた。その知らせを受けた救世軍は、ただちにビヴィオでの再戦を決めた。フィロメーナらと共に作戦に加わることになったカミラは、年明けから行方が分からなくなっているウォルドを探し連れ帰るため、黄都ソルレカランテへ向かう。
 ところがカミラはひょんなことから憲兵隊に見つかり、追われることになってしまった。そして逃亡の途中、一人の凜々しい少年と出逢う。少年の名はジェロディ。彼もまた無実の罪で憲兵隊に追われているところだった。
 ジェロディがガルテリオの息子だと気づいたカミラは、合流を果たしたウォルドと共に黄都からの脱出を図り、彼を救世軍に引き入れるべくロカンダへ連れていく。カミラたちが反乱軍の一員であることを知って戸惑うジェロディだったが、彼女らの戦いを見つめ、交流を深めるうちに、フィロメーナが掲げる理想に惹かれ始めた。
 そんなおり、地方支部のスミッツからフィロメーナへ手紙が届く。内容は重大な話があるから急いで支部へ来てほしいというものだった。
 フィロメーナはカミラとウォルド、そしてジェロディらヴィンツェンツィオ家一行を連れて支部へ向かうことにする。ところがその旅の途中、ヴィルヘルムと名乗る傭兵が現れ、一行は衝撃の事実を聞かされた。
 今夜、黄皇国全土で軍による救世軍掃討作戦が決行される――
 知らせを受けたカミラたちは、急ぎロカンダへ引き返すことを決意するが……。



※第4章以降のあらすじは重大なネタバレを含むため、本文をたたんであります。








【第4章 君を忘れないために】
 フィロメーナ・オーロリーは死んだ。
 官軍の強襲により潰滅した救世軍。しかし生き残りであるカミラたちはフィロメーナの遺言に従い、再起の道を探していた。
 辿り着いたのはタリア湖に浮かぶコルノ島。一行はそこでブレナンと名乗る変わり者の女と出会う。彼女が提示した条件を呑むことで、カミラたちは彼女の協力を得られることになった。ブレナンの正体は、かつて正黄戦争で活躍した軍師トリエステ・オーロリーだったのだ。
 フィロメーナの姉でもある彼女は、救世軍の新たな総帥として神子たるジェロディを指名した。ジェロディは驚き迷いながらも、フィロメーナの遺志を継ぐことを決意する。さらに湖賊のライリー一味とも同盟し、彼らの根城であるコルノ島に新しい拠点を築くことができた。
 しかしその影で、またも不穏な気配が救世軍に忍び寄りつつあった……。


【第5章 星は集いて】
 新生救世軍の活動資金を確保すべく、義侠心溢れる大商人リチャードを訪ね、ピヌイスの町へやってきたジェロディたち。ところがリチャードは地方軍と内通しており、一行はまんまと罠に嵌められ捕らえられてしまう。
 ピヌイス地方軍の長はなんとルシーンの腹心だったマクラウド。元憲兵隊長の彼はジェロディを取り逃がした責任を問われ、左遷されていたのだが、捕らえたジェロディを連行し地位と名誉を取り戻そうと画策する。
 引き離されたカミラたちはどうにか牢屋から脱走し、ジェロディ救出の過程でリチャードが妻子を人質に取られていることを知った。そこですべての問題を解決すべく、マクラウドを討つことを決意する。
 だがマクラウドの傍には強大な力を持つ魔族がいた。カミラたちはそれを知らぬまま、地方軍に戦いを挑むのだが……。


【第6章 世界はやさしくなんかないけれど】
 ある朝、空から猫が降ってきた。彼の名はアーサー。アビエス連合国からやってきた猫人(ケットシー)族の騎士だという。
 アーサーは連合国からの使者として救世軍を訪ねる途中、三神湖に囲まれた獣人たちの楽園・ビースティアが黄皇国軍の攻撃を受けている現場を目撃。黄皇国がビースティアとの間に結ばれた不可侵条約を一方的に破棄し、獣人たちを虐殺している事実を知り救世軍に助けを求めに来た。
 話を聞いた救世軍は、黄皇国軍のビースティア侵攻の理由を探るべくジェロディら数名の先遣隊を派遣。そこでビースティアを攻撃しているのがオディオ地方の領主ハーマンであること、そのハーマンがルシーンの差し向けた魔族に操られていること、そして彼女の狙いが角人(ケレン)族と呼ばれる幻の亜人であることを知る。ルシーンはハーマンを利用して、角人族が持つ古代兵器の知識を得ようと画策していたのだ。
 事態を重く見たジェロディたちは、角人族を匿う蛙人(フロッグ)族の里で退魔師メイベルを仲間に加え、難攻不落と呼び声高いフォルテッツァ大監獄への潜入を試みる。そこにはハーマンの副官であるコラード・アルチェットが囚われていた。
 救出したコラードからハーマン率いる中央第五軍の情報を得たジェロディたちは、決死の覚悟でオヴェスト城攻略に挑む。しかしハーマンの背後には『魔王の忠僕(ギニラルイ)』の一柱である上級魔族が潜み、神子たるジェロディを待ち受けていた……。


【第7章 その苦しみを愛と呼ぼう】
 オヴェスト城の戦いに勝利し、オディオ地方を手中に収めた救世軍。季節は冬に向かい、黄皇国軍との戦闘は当分起こらないだろうとの見通しから、コルノ島では希望の祭典である光歌祭の準備が着々と進められていた。そんなある日、ロカンダ陥落以降ずっと行方が分からなくなっていたイークがコルノ城に現れる。
 再会を喜んだのも束の間、フィロメーナの死の事実を知らされたイークは激昂し、救世軍を去ってしまった。しかし彼をこのままにはしておけないと判断したジェロディは何とかイークを説得。彼を再び救世軍へ迎え入れることに成功する。
 ところがイークを迎えての光歌祭が大成功を収めた矢先、パウラ地方を治める黄皇国中央第六軍が獣人居住区に宣戦布告したとの報せが飛び込んできた。オヴェスト城の戦いを経て獣人区と同盟関係を結んだ救世軍は盟約に基づきただちに出動。第六軍の支城であるポンテ・ピアット城を落とすことで戦況を覆そうとする。ところが難なく成功するかに思われた奇襲作戦は、突如現れた黄皇国最速の騎馬軍団――黄都守護隊によって阻まれた。そして味方の半数が斃れる激戦の中、カミラはついに再会する。〝黄都守護隊副官のアンゼルム〟と名を変えた最愛の兄、エリクと。

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